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それは、夏にヒョウタンボクの赤い実の付いた枝を花瓶に挿しておいたら発 |
根してきました。赤い実は落ちたものの、きれいな葉をたくさんつけていたか |
ら植木鉢へ土で植えておきました。すると枝から新芽がでて、緑の葉を展開し |
てきました。古い葉と新しい葉の混在状態です。やがて新葉の間から花芽を出 |
して12月になって再び花が咲きだしました。やがて古い葉は落ちて、花の終え |
た後に小さな実ができていますが、大きくならずにじっと休んでいる様子です。 |
もう少し観察を続けて行きます。 |
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ヒョウタンボクは北海道から九州までの山地に自生しています。瓢箪のよう |
な実を付けるので観賞用に鉢植えや庭木として栽培されることがあります。 |
花は5,6月頃、葉腋から2花を並べて咲かせます。咲き始めは白色ですが、 |
日が経つにつれて黄色く変色して行きます。スイカズラ科の特徴です。白色と |
黄色の花が混じって咲くことから、金銀木の別名があります。実は大きくなる |
と赤く熟して2つの実がくっついて瓢箪のように見えます。それでヒョウタン |
ボクという名がついたのでしょう。 |
この実は猛毒で、イリドイド化合物を含み、誤って食べると嘔吐、下痢、痙 |
攣などの症例が報告されています。近縁のウグイスカグラの熟した実は食べら |
れるのですが、ヒョウタンボクの実は食べないように注意が必要です。 |
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