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歳時記


「母の日の花選び」
 
 カーネーションは、オランダセキチクやジャコウナデシコなどの別名があるナデシコ科の植物です。
同じ仲間にセキチク(カラナデシコ)があり、開花期の地上部は「瞿麦」と称され、利水を目的に薬用
にされます。中でも花は強い作用を示すとされています。
ややスパイシーな精油を含み、乾燥した花びらはポプリや匂袋に入れられます。
また、花の砂糖漬けからはコーディアルが作られるそうです。
 
 母の日には、カーネーションを贈りますが、赤、桃、黄色、紫、白、緑など様々な色があって、いつも
迷ってしまいます。
おしとやかで物静かなお母さんには赤色のマイフェアレディを、元気で明るいお母さんにはピンク
のドヌーブや黄色のテラノバあるいは緑のポラリスなど淡い色の花。
お母さんを思い浮かべながら、花の色とのバランスを考えて選ぶのもひとつの方法です。