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薬草写真展示室

2013年5月 
 
カタバミ

畑、庭や道端に生える多年草で、花と葉は夕方になると折り目正しく畳まれる。ハート形の葉を三つ組み合わせた形は、古くから紋所に使われている。 葉を噛むと酸っぱい味がするが、シュウ酸を含んでいるからである。調理するには茹でて和え物にする。古くは鏡の研磨にも使われていたようである。
カタバミ
カタバミ
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カラスノエンドウ

巻きひげを伸ばして近くの植物に絡みつき、庭に繁茂して困るので薬用以外に何か使い道はないかと調べていたら、救荒植物で、凶作時に食料や飼料に使ったそうだ。若芽を和え物、バター炒め、汁のみに、実は卵とじ、バター炒めなどと応用範囲は広い。しかも美味しいらしい。
カラスノエンドウ
カラスノエンドウ
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カモミール

カモミールを1鉢植えておいたのが、種が飛んで、いつの間にか庭のあちこちへ広がって花を咲かせるようになった。実に丈夫な植物である。触れるとよい香りがする。頭花は摘んでお茶にしたり、風呂に入れて楽しめる。また、日陰で乾燥させて保存しておくと長く楽しめる。
カモミール
カモミール
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シャクヤク・ボタン

ボタンを鉢植えで栽培しているが、下から出てきた新芽を1本残しておいたら枝に赤いシャクヤクの花が咲いた。市販のボタンはシャクヤクの台木にボタンを接ぎ木してあるからで、1株でボタンとシャクヤクの異なる花を同時に見られるのも、なかなか乙なものである。
シャクヤク・ボタン シャクヤク・ボタン
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ハシリドコロ

食べると中毒を起こし、狂乱状態になって走り回るところから付けられた名だそうだ。林地のやや湿ったところに自生している。先週登った山には谷筋ごとにハシリドコロとトリカブトがたくさん生えていて、まるで毒草の山であった。若葉は美味しそうに見えるが、食べないように注意が必要だ。
ハシリドコロ
ハシリドコロ
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