2013年12月 |
クサギ クマツヅラ科 北海道から沖縄までの山地、丘陵地に見られる落葉低木。葉に一種の臭気があるからついた名の様だが、若葉を茹でて食用にする。お浸し、和え物によし、油で炒めても揚げてもおいしい。慣れれば臭気が感じられなくなる。 薬用には茎葉、根を用いる。実は染料に使われてきた。 | |
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サネカズラ マツブサ科 山野に自生するつる性植物、美男蔓ともいう。枝の皮を剥ぐと粘りのある汁が出てくる。古くはこの汁で髪を整えたらしく、当時の整髪料である。 秋の頃、枝から下垂する赤い果実が美しいので庭園に植えられる。果実は煎じて、健胃、強壮薬に用いられる。 | |
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サンシュユ ミズキ科 早春、葉の展開する前にたくさんの黄色い小花をつける。薬用植物として江戸時代に日本に来たらしいが、最近は花木として庭に植えられる。赤く熟した実から種を取り去り、滋養強壮、健胃薬などに用いられる。疲労回復には煎じて服用するか、果実酒にして飲用してもよいらしい。 | |
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ジャノヒゲ ユリ科 竜の髭ともいう。小型種が庭園の下草として、区画や土止めによく植えられる。果実は丸く、きれいな瑠璃色で、昔は子供がこの実で遊んだらしい。 薬用には根の球状塊を用いる。煎じて去痰薬、滋養剤として、また、心臓病やリウマチにも効果があるらしい。 | |
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センダン センダン科 暖地の山野で自生しているが、庭園や街路樹にも用いられているのでよく見かける。落葉した後の木にたくさんの実がついている光景は見事である。薬用部分は樹皮と果実。煎じて服用すれば回虫、条虫の駆除や、熱を解く効果があるという。ひび、あかぎれには、すり潰して塗る。 | |
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