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薬草写真展示室

2014年4月 
 
アマナ ユリ科

田の畔にアマナの群落を見つけた。その日は曇り日で、花は半開状態。日が当たると花は全開する。薬用部分は鱗茎。古くは鱗茎を掘り取って食用にしたようだ。近似種にヒロハアマナがあるが葉の幅が広く、中央に白い筋があることなどから区別できる。
アマナ ユリ科 アマナ ユリ科
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オドリコソウ シソ科

山野の道端などで群生しているのを見かける。シソ科の中でも花が大きく、しかも数個が輪生しているからすぐに分かる。花の色は淡紅紫色から白色だが、近年、黄色のオドリコソウも見かける。これはヨーロッパ原産の帰化植物で、園芸植物が逃げ出したようだ。
オドリコソウ シソ科 オドリコソウ シソ科
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カタクリ ユリ科

早春の花としてよく知られているカタクリ、最近はその自生地が保護されるところが多くなってきたから、比較的容易に見られるようになった。
片栗粉はこの鱗茎からとったのだそうだが、今はジャガイモのでんぷん。花、葉、鱗茎共に食用になる。
カタクリ ユリ科 カタクリ ユリ科
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モクレン モクレン科

中国から渡来し、観賞用に庭園などに植えられる木である。葉が出るより先に紫色の大きな花を咲かせるのでよく目立つ。小苗を植えた当時は、僅かなつぼみを鳥に食べられてなかなか花を見ることがなかったが、木も大きく成長してからはたくさんの花を観賞できるようになった。薬用部分は花蕾。
モクレン モクレン科 モクレン モクレン科
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ワサビ アブラナ科

山歩きの途中、谷筋でワサビを見つけた。ワサビは渓谷のきれいな水の流れるところでなければ育たないという。しかも水温も関係するらしい。深山の渓流で育ったワサビの切口は透き通ったような淡緑色をしていて、すりおろして刺身と食べると特別の味がした。
ワサビ アブラナ科 ワサビ アブラナ科
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