2月を「如月」ということはよく知られていますが、他に「梅見月」の呼び名もあります。
梅といえば、真っ先に大宰府天満宮を思いうかべますが、それ以外にも日本には思ったより
梅林が多く、今、各所でつぼみがふくらみ、花の開花がはじまっています。
先日、「ここに有名な梅があるよ。知っていた?」と鹿児島の知人からメールがきました。
鹿児島県東郷町の藤川天神の梅は、菅原道真公自らがお手植えになられたもので、竜が
臥したような姿から「臥竜梅」と呼ばれる樹齢1000年を越える梅の古木だそうです。
日本最大の「臥竜梅」として昭和16年に国の天然記念物の指定を受けている木だそうです。
日本は狭いと思うこともありますが、知らないことがまだまだあります。
遠く離れた土地のことは、なかなかわからないものです。
ちょっとした便りで、「ほっ」として、「ふーん」と思えて、幸せな気分を味わいました。
私も誰かに地元の梅だよりをしよう。と思いました。
梅の花ことばは、「高潔・忠義・澄んだ心 忠実・独立」
「願いをかなえてくれる不思議な力をもつ花」として古来人々に愛され、『万葉集』に多く詠まれ
ている花だそうです。
果実を利用した生薬「烏梅」は、収渋薬として止瀉や止血などに効果があり、「梅干」は、私達の
日常において健康によく、また、殺菌効果を期待して使用される食品です。