今朝、今年はじめてのひまわりの花を見かけました。
ひまわりは陽の花の代表とされます。
古来中国では「万物には陰陽があり、それらはバランスをとって成り立つ。」との考え方があります。
1年においては秋冬が陰、春夏が陽。
女性は陰、男性は陽。夜は陰、昼は陽。小さいものが陰、大きいものが陽。
花に当てはめれば、色が淡く小さな花が陰の花、大きく華やかな暖色系の花は陽の花ということになります。
陽の花は、活力を与え「気」を活発に促し、気分が沈んでいるときに効果があるとされ、
陰の花は沈静作用があり、気持ちを落ち着かせるとされています。
気持ちが落ち込んでいるときなどは、ひまわりを部屋に飾ることにより、元気になれそうです。
また、ひまわりは、中国では「向日葵(コウジツキ)」と称されます。
向日葵の花托は風熱に湿が加わったときの頭痛に、また歯痛、胃、腹痛、月経痛に。根は腸を潤して便を通し。茎は小便不利に。葉と花は苦味健胃に効果があるとされています。
鮮やかな黄色の花はゆでて酢の物やサラダによいのですが、花には分娩を促す作用があるため、妊婦には禁忌です。
夏になるとだれもが必ず目にするひまわりにこんな効果があったなんて、ご存知でしたか。
明日からはひまわりも薬草と思いながら、太陽に向かう黄色い花を眺めていそうです。