店頭の最前列に、羽衣をまとった飴色の干し柿が並ぶようになりました。

「ころ柿」といい、「転柿」とも「枯露柿」とも書きます。

ころ柿作りは、晩秋から初冬が適し、気温は低ければ低いほど、おいしいくなると言われています。

柿を干すことは、保存食や携帯食として加工したことに始まるそうです。

渋柿の皮をむき、陰干することにより、次第に表面にはブドウ糖と果糖が結晶化した白い粉が生じます。

柿は酒毒を消し二日酔いに、柿渋は打ち身やかぶれ、しもやけに、花の黒焼きは急性咽喉炎、蔕の黒焼きは血尿、血便、しゃっくりに効果があるとされています。柿に関する生薬には柿の蔕である「柿蔕」をはじめ、「柿子」、「柿霜」、「柿皮」、「柿漆」、「柿花」、「柿葉」、「柿根」など果実はもちろんその皮や果実を加工して得る膠状の液体から根の皮までと植物体の全てが薬用とされます。

乾燥した柿は脾が虚弱で消化されないときなどに食すると良く。
常食すると胃腸の調子を整えるといわれます。

「柿が赤くなれば医者は青くなる」との諺もありとても栄養価の高い果物です。