今年の春は、新型コロナウイルスの感染が世界的に広まってしまったため、いろいろな場所で観光客が減少したり、多くのイベントやお祭り等が中止になったり、公共施設が閉鎖に追い込まれてしまっています。この季節に特別なサクラのお花見の宴会についても自粛されるなど影響が出ています。さらに東京オリンピック・パラリンピックの開催延期なども決定しました。こらから日本経済にも大きな影響がでることが予想されていますが、このような状況が、早い内に終息することを望むばかりです。

お花見と言えば、本来はウメの木を見るのが主流だったようですが、徳川吉宗の時代に、川の堤防に沿ってサクラの木を植えたのを、庶民がこぞって見物することにより、川の堤防を踏み固める意味をこめたのが現代のお花見にも引き継がれていると言われています。 

サクラの木が咲くころは、まだ周囲も寒く、虫が少ないことが、お花見が全国的に広まった理由の一つとも言われています。お花見の途中に毛虫がいたらと考えるとぞっとします。

また、サクラの開花には、一定期間、寒い時期を過ごすことにより、「休眠打破」が起こることが必要とされています。しかし今年は、日本では観測史上、暖かな日が最も長く続いたとされ、寒い日が少なかったため、例年と異なる現象が起きています。東京で、全国で一番早くソメイヨシノの標本木に花が咲き、一方、九州南部では開花の時期が遅れています。ソメイヨシノは日本の春を象徴する花で、一般的には開花宣言を経て、1週間から10日ほどで満開となります。

サクラは、日本の民間薬としては、外側の皮を取り去った内皮、あるいは花や実などを、腫れ物やじんましん、水虫、きのこの中毒などに用いるとされます。