先月末に、日本の各地に出されていた緊急事態宣言が全面解除されました。その後、国民の間には、これまでの自粛生活に対する緩みが生じていることが懸念されますが、再度、気をひきしめて毎日を過ごしていくことが望まれています。緊急事態宣言は解除されてもウイルスがこの世から無くなったわけではないこと、つまり今後もwithコロナ社会の状態であることを十分理解しておく必要があります。

これからの時期、日本列島周辺では梅雨となり、雨や曇りの日が多くなります。これは性質が異なる二つの気団が上空でぶつかるためで、北からは冷たく湿った空気を含むオホーツク海気団と、南からは暖かく湿った小笠原気団がこの時期に押し合うために、二つの気団の境目で梅雨前線が発達し、雲や雨が生じます。

新型コロナ感染症予防のためには、マスクが欠かせませんが、暑くて湿気が多い中で、マスクをしていると、熱を逃しにくく、息苦しく感じられるため、長時間着け続けることにより熱中症の危険が高くなるため、要注意です。

梅雨の季節は、あわせて食中毒が起こりやすい時期でもあります。今年は新型コロナウイルスが猛威を振るっているため、外食する機会も減ってきていると思いますが、その分、家などで食べる機会も増えてきます。そのため食品の保存には特に気をつける必要があります。お刺身を食べる時には、なるべく早いうちに食することが基本ですが、どうしても保存する場合には冷蔵庫などを使用して低温で保存すること、そしてショウガ、ワサビ、シソ、ダイコンの千切などの薬味を刺身とともに食するようにしたほうが良いでしょう。